「金持ち父さん貧乏父さん」の本に出てくる「持ち家は負債」から、なぜ「マイホーム」が「負債」なのか?自分にとって負債はなにか?を考えなおしてみました。
マイホームは「負債」?
「家」や「土地」は売ればお金になります。また、それらを担保にてお金を借りることもできます。
こういった背景から「マイホーム」を「資産」と考えるのが一般的なように感じています。
本の中では、「キャッシュ・フローの観点」から家は負債であると記述されています。
この「キャッシュ・フロー」は簡単に言うと「収入と支出はどうなっているか?」という考え方です。
家をキャッシュ・フローで考えると以下のようになります。
収入 | なし | 0円 |
---|---|---|
支出 | 固定資産税 | -100,000円 |
住宅ローン(年間) | -1,450,000円 | |
計 | -1,550,000円 |
一目瞭然ですね。完全に支出のみでお金が入っている用途がありません。
つまり、この観点から「負債」という位置づけになっているのです。
例えば、住宅ローンがない状態で、一部の部屋を月額8万円で、駐車場の一部を月額2万円で貸し出したとします。
キャッシュ・フローは以下のようになります。
収入 | 家賃収入(年間) | 960,000円 |
---|---|---|
駐車場代(年間) | 240,000円 | |
支出 | 固定資産税 | -100,000円 |
計 | 1,100,000円 |
この場合は収入のほうが上回っているので「負債」ではなく「資産」になるのです。
キャッシュ・フローで「資産」「負債」が決まる。
上記で例をあげさせていただた通り、「マイホーム」=「負債」ではなく、キャッシュ・フローの結果で判断されます。
しかし現実的には賃貸目的で家を建てていないため、一部屋を貸し出したり、庭の駐車場を一部貸し出すのは難しいともいます。
「負債」=「悪」ではない。
では家を持たないほうが良い?「資産」化する法保うを考えなければいけない?
自分としては「資産」に無理するのではなく「負債」であることを把握し、それをコントールすることで問題無いと考えています。
例えば、最初のケースであれば、住宅ローンを完済してしまえば、年間の支出額が大きく減ります。
また、これら支出を許容して、それを補う収入を別の資産から作り出せれば良いのです。
ただ、そのためにも自分の所有する「資産」「負債」は何なのかを明確にし、それぞれのお金の出入りを把握することは重要ですね。
自分の身の回りの「負債」を洗い出す!
早速、「他人に支払っているお金」で考えてみたいと思います。
区分 | 内容 | 対象 | 支払先 |
---|---|---|---|
税金 | 固定資産税 | 家 | 国・地域 |
自動車税 | 車 | ||
所得税・住民税 | 給与 | ||
利用料 | 電気代・水道代・ガス代 | 生活 | 企業 |
電話台・プロバイダ料 | 携帯電話・インターネット | ||
サーバ・ドメイン | ブログ運営 | ||
保険 | 生命保険・就寝保険 | 自分・妻 | |
学資保険 | 子供 | ||
ローン | 住宅ローン | 家 | 銀行 |
こんなところでしょうか?並べて見ると以外と多いですね。
給与は収入のほうが大きいのですが「資産」対象ではないので、それ以外で考えると「収入」がないものがほとんどです。
まとめ
「キャッシュフロー」とは何か?
「資産」「負債」の違いは何か?
身の回りの「負債」は何か?
を考えてみました。
次回はこの「負債」をなくせるか?減らせるか?を考えてみたいと思います。