其の一ではインデックス・アクティブ、債権・株式などの大まかな分類によるファンド選択を説明しました。
では次に、その大まかなファンドからどうやって選べば良いのか考えます。
純資産総額
株式であれば株価を見るため、基準価額を見るように感じてしまうのですが、まずは純資産総額を見るのが一般的なようです。
ポイントは以下の2点のようです。
純資産総額が十分にあるか
純資産総額はファンドが運営をするための予算だと考えれば、純資産総額が低いと思うように債権や株式の購入が出来ないことになります。
ではどれぐらいあれば良いのか?を調べると専門家や書籍によってまちまちです。
自分は10億ぐらいを目安にしています。
純資産総額のトレンド
純資産総額が右肩上がりかをチェックします。
右肩上がり=増えている場合はファンド経営が順調だったり、優秀なファンドマネージャーがいる事が考えられます。
逆に下がっている場合は投資した金額がうまく回せていなくロスしていることも考えられます。
自分としては3年間の成績をみて上がっているかをチェックしています。
リターン状況
1年、3年、5年のリターン状況(騰落率)をチェックします。
チェックするポイントは以下の2点だと自分は思っています。
最大上昇率・最低下落率
最大上昇率と最低下落率のどちらが高いかを見ます。
同じぐらいであったり、最低下落率のほうが高いと少し心配になります。
また、単年度だと景気が良かっただけでファンドの成績なのかは判断が難しいと思います。
なので、数年分をチェックするのが重要です。
最低下落率の許容範囲
最低下落率はゼロであることはまず無いです、なので自分のリスク許容範囲に最低下落率が収まるかを比較します。
例えば自分は8%以上落ちると厳しいと考えているのに、最低下落率が12%だと自分の許容範囲を超えることも考えられます。
カテゴリ平均との差
カテゴリ平均=同じ系統のファンドの成績との比較になります。
証券会社によっては掲載内容が異なる場合もありますが、自分が利用しているSBI証券ではいろいろな観点でのカテゴリ平均差が掲載されています。
特に注目するのはトータルリターンのカテゴリ差を見ると、このファンドで大丈夫かチェックすることが出来ます。
まとめ
これまたざっくりではありますが、その「ファンドが優秀か?」を見分ける方法をまとめてみました。
参考になればと思います。
また、「もっとここも観たほうが良いよ」というポイントがあれば、ぜひコメントください。