ファーストリテイリングは過去最高の業績達成!でも株価下落はなぜ?

LINEで送る
Pocket

ユニクロを展開するファーストリテイリング(9983)が2015年8月期の決算サマリーを発表しました。
売上高・営業利益ともに二桁アップしているのになぜか株価が大幅下落しました。
その原因ってなんなのでしょうか?

決算サマリー

ファーストリテイリング 2015年8月期 決算サマリー(単位:億円)

  通期実績 前期比
売上収益 16,817 +21.6%
営業利益 1,644 +26.1%

過去最高の業績達成でこの数値を見れば今後も期待してしまいそうですが。
株価は1日で -4,740円 (-9.75%) と大幅に下落しました。

決算説明会資料

URL:http://www.fastretailing.com/jp/ir/library/earning.html

決算説明資料には205年度業績に加えて2016年度見通しが記載されています。
その中に2016年につながる以下の2015年ネガティブ要素が記載されていました。
・(国内)4Q売上・粗利益率が計画下振れ
・(海外)米国の赤字幅拡大
・(海外)東南アジア事業の下振れ

ニュースなどでは海外事業牽引による過去最高と記載はされていましたが、実際はネガ要素もあるようです。
また、以前から指摘されていた国内の低迷が4Qになって数値として現れているため、2016年は今年ほど伸びないことも想定されているのかもしれません。

直近予測からの下ぶれも下落要因の一つだと考えられます。(単位:億円)

  直近予測 通期実績
売上収益 16,500 16,817
営業利益 2,000 1,644

売上は直近予測を上回っていますが、営業利益が大きく下ぶれしています。
やはり上記で上げた3つのネガ要素から予定よりも経費がかかってしまった感じですね。

まとめ

正直、結果をみて「なぜだろう?」と思って調べてみました。
株式の勉強を初めてどうしてもチャートばかりを気にするようになっていました。
しかし、投資家の方々はしっかり会社の業績や将来性をチェックしているのだと実感しました。

まだまだ初心者ですが、こういった気になったことは調べならが勉強していきたいと思います。

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。